あとがき 〜 「耕一と楓」 |
『さ〜メシできたぞ〜』 『できたよ〜』 梓と初音の声。そして運ばれてくる料理。しかし、いつも料理が並ぶはずのテーブルはない。 『テーブルどうしたの?』 『あ、えっと・・・・・・』 千鶴が困ったような恥ずかしそうな顔で俯く。 『私達も知らないんだよ』 これは梓 『私も知らないよ』 これは初音ちゃん 『私も知りません』 これはもちろん楓ちゃん とすれば・・・・・・ 4人 『千鶴(さん(姉(姉さん(姉ちゃん』 びくっと跳ねあがるように肩をすくめる柏木家長女千鶴。その顔にははっきりと「自分がやりま した」という意思が浮かんでいる。 『あのテーブルはどうしたんだよ』 『あのね・・・』 『テレビもないよ』 『あのね・・・』 千鶴の言葉を待つ4人。 『みんな寝てるから私が料理作ってあげていたのは知ってるわね』 俺以外の三姉妹はうんうんと頷く。 『それでね、テーブル汚しちゃった時があって・・・』 自分の手を見る千鶴。 『布巾で拭いてた時にね』 『・・・・・』 『突然鬼の力が暴走しちゃってね・・・・』 千鶴は「ごめんなさいね」と言ってぺろっと舌を出した。もちろん許したのは俺だけだった。 『んじゃテレビは?』 『テレビは・・・電源入れようと思った時に・・・』 『鬼化したと?』 『はい・・・・ごめんなさい』 二度目の「ぺろっ謝り」やはりここでも許したのは俺だけだった。 まずはここまで読んでいただいた方ありがとうございます。感謝感謝です。 「もらとり庵」にてSS置かしてもらっております 血笑(chiemi)といいます。 特に書くこともなく、語ることもないのですが私の小説に興味が出ましたら↑に書いてある 「もらとり庵」にどうぞおいでくださいませ。 それでは〜
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