・・・ごめんなさい、旅に出ます、捜さないで下さい(笑)。
・・・いやね、そろそろ怪談噺の季節じゃないですか。
仕事中にそれ考えていたら、どうしても書きたくなってしまって(笑)。
ま〜、元ネタは解りますよね。それに、某「猫娘」のCDドラマのシナリオを取り入れ
て、んで書いたのがこのお話し、と言う訳です。
本当、シナリオ性は全く考慮に入れないで。一発ウケ狙い。
にやっと笑って頂ければ、それで私の勝ち(何に勝つんだ?(笑))。
しかし、これが前回の「一目惚れの初恋」の仕切り直しシナリオ・・・って言うには、
あまりにもひどい話ですね〜(苦笑)。
しかも、本当にこれ、セリオの話か?(苦笑)
あ〜、でも何か、こう言う時代劇風のシナリオの書き方って何か気に入ったな(笑)。
続編決定(ぉぃ)。
98/05/12 出張先(札幌)にて。
明日納期の筈の、仕上がらないプログラムに悩みながら(苦笑)。
− 後日談 −
「・・・って言う夢を見たんだ」
そう言うと、オレはコーヒーを飲み干した。
帰りがけに綾香と芹香先輩につかまったオレは、たまたまそこに居たマルチとセリオも
巻き込んで、喫茶店に入っておしゃべりに興じていた。
その時、オレはこの前に見た夢の話しをしてやった。
「な、何なの、それ?」
話を聞いていた綾香はすっかりあきれている。
「ま〜、夢だからな。いいかげんな話さ」
「それにしても、薙刀片手って、浩之ったら私の事そう言う目で見ているの?」
そう言って綾香はオレの方をにらんだ。
「い、いや、だから夢の話であって・・・」
慌てて弁解するオレ。
それを見た綾香はクスクスと笑うと、いつものいたずらっぽい笑みを浮かべていた。
「………」
「え? 私の出番がありませんでしたって? い、いやぁ、ほら、夢の話だから・・・」
困ったような表情の先輩に、オレはそう言った。
「え〜ん、ごめんなさいですぅ〜、お皿割らないようにしますから、手討ちにしないで下
さい〜(泣)」
と、横で話を聞いていたマルチがいきなり泣き出した。
「ま、マルチ〜、だから、夢の話だって。泣くことないだろ? ほら、涙拭けよ」
「ぐすっ・・・すびばぜん・・・チーン!」
マルチは鼻をかんだ。
「ところで浩之さん、『手討ち』って何ですか?」
「・・・・・・」
意味知らないで泣いてたのかよ。
「あの、浩之さん、私は油を直接摂取する事はしませんが・・・」
「だ〜か〜ら〜っ! 夢の話しって言ってるだろ、セリオ」
困ったような顔をするセリオのほっぺたをオレはつまんで引っ張った。
ああ、やっぱり話さなけりゃ良かった・・・。
− 我ながらいいかげんあきれて来たので終わり(苦笑) −