『もし初音ちゃんが……だったら!?』


その1.もし初音ちゃんが巨乳だったら!?(しょっぱなからキツイなぁ…)
 「耕一お兄ちゃん!」
 初音ちゃんは俺を見かけるとタタタッと小走りに近寄ってきて、
 オレの腕に抱きついてきた。
 うっ…ここ、この腕に感ずる豊満な肉の〜か、かんしょくはぁ〜〜
 ………
 これ以上は書いているオレが鼻血+α(笑)が出てしまうので却下。

その2.もし初音ちゃんが不良だったら!?
 「うらぁっ!耕一愛してるぜぇぇぇ!!」
 ………
 問答無用で却下。

その3.もし初音ちゃんがや○いオタクだったら!?
 初音ちゃんは天使の笑顔と共に言った。
 「やっぱり、検針×西塔初が一番だよね!
  …あっ、でも死潮真琴×亜押死もいいかも!」
 ………
 なんかオレ的に嫌なので却下。

その4.もし初音ちゃんがセバスチャンだったら!?
 澄んだ声が俺の名を呼ぶ。
 それにつられ、俺は目を覚ました。
 俺の視界に飛び込んできたのは愛しの初音ちゃんの笑顔だった。
 「くらぁ!小僧!!
  寝癖がついとるぞ!ちゃんと顔を洗わんかっっ!!
  かぁっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
 ………
 ちょっと吐きそうになったので却下。

その5.もし初音ちゃんが芹香先輩だったら!?
 聞き取りニクイが俺の名を呼ぶカワイイ声と共に誰かに軽く揺さぶ
られ、俺は目を覚ました。 
 瞼を開けた俺の視界に飛び込んできたのは愛しの初音ちゃんだった。
 「………」
 え?目は覚めましたかって?
 こくこく
 「あー、まあ…ちょっと眠いけど大丈夫だよ」
 「………」
 寝癖がついてますって?
 こく…。
 なでなで…。
 ぽわぁぁぁん。
 ………
 これはこれでいいっ!いやほんとメチャいい!
 でも、話しがつづかないので断腸の思いで却下。
 むぅ、残念。

その6.もし初音ちゃんが太田さんだったら!?
 そのとき、初音ちゃんが両手でおもいきりバーンと机を叩いた。
 一斉にシーンとなる室内。
 目を丸くして見つめる姉達の視線のなかで、彼女は低い声でひと
こと、
 「セック…」
 ………
 全国1000億人の初音ちゃんファンに撲殺されそうなので却下。

その7.もし初音ちゃんが犬チックだったら!?
 「あご」
 「きゃうん!」
 ………
 書いてるオレと全国1000億人の理性がぶっ飛びそうなので却下。

その8.もし初音ちゃんが犬だったら!?
 「わんわんわん!」
 ………
 言葉が通じないので却下。

その9.もし初音ちゃんが赤ちゃんだったら!?
 「ばぶぅ…」
 ………
 16年後に源氏化を期待しつつ却下。

その10.もし初音ちゃんがにわとりだったら!?
 コケコッコーっ!
 ………
 もう何がなんだかわけわからんので却下。

その11.もし初音ちゃんが男だったら!?
 「耕一お兄ちゃん!」
 初【祢】は天使の笑顔と共に俺を呼んだ。
 その笑顔に俺の心が和む。
 俺は初祢の頬に左手をあて徐々に顔を近づけた……
 ………
 色んな意味で危なすぎるので却下。
 あっ君!そんな顔しないで〜

その12.もし初音ちゃんが山田花子顔だったら!?
 「あっ、いけないっ!もうこんな時間だ!」
  そのとき、壁の時計を見や初音ちゃんが慌てた様子で立ち上がった。
 「わたし、もう学校に行かなきゃ。耕一お兄ちゃん、帰ってきたら、
  また一緒に遊ぼうね?」
 「やだ」
 ………
 勝手にオレの指が動いて話しが続かないので却下(…ひでぇ)

その13.もし初音ちゃんが自分の妹だったら!?
 「や、やめて!お兄ちゃん!」
 ………
 月島さんになっちゃうので却下。

その14.もし初音ちゃんが瑠璃子さんだったら!?
 「!」
 振り返ると、そこに初音ちゃんがいた。
 「いけない、いけない、驚かせちゃったよ」
 ………
 どっちかというと沙織ちゃんの方が好きなので却下。
 (なら、別に初音ちゃんをダシに使わなくともいいんじゃ……)

その15.もし初音ちゃんが千鶴さんだったら!?
 「耕一お兄ちゃん!」
 呼ばれて振り返った俺の目にはその華奢な肩の少し先まで伸ばした艶のあ
る黒髪が目立つ初音ちゃんがにっこりと笑顔でたたずんでいた。
 ………
 【体格】は似てないこともないけど千鶴さんにはもう少し歳のことを考え
て欲しいので問答無用で却下。
 【耕ちゃん】の時代だったらよかったのにねぇ。
 ………
 「それほどに狩られたいんですか?」
 突如、周囲の温度が3度ほど下がったように感じた。
 恐る恐る後ろを振り返ると…悪意の一欠片も無い笑顔と鬼の瞳を宿した千
鶴さんがいた。
 …ぐにゃりと世界が歪んだ……
 END




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